幼い記憶
鍵本 景子[かぎもと けいこ]
この顔どこかで見た顔だなぁと思われたかもしれません。
時々、テレビドラマに出ています。
今は子育て中心の生活をしています。
私は、子供の頃からテレビドラマや映画が大好きで、小学校の卒業文集に
時々、テレビドラマに出ています。
今は子育て中心の生活をしています。
私は、子供の頃からテレビドラマや映画が大好きで、小学校の卒業文集に
いつかテレビドラマに出ますと自ら宣言していました。六年生から高校卒業まで
劇団に入り毎週のレッスンに通い、学校も好きでしたが、
劇団という
もうひとつの世界をとても楽しんで過ごしていました。
時々、憧れの現場に立てることもとても幸せでした。
勿論オーディションは厳しく滅多に受かりませんでしたけれど…。
芝居の何が好きなのか一言では言えませんが、忘れられない感覚が私の中にあります。
小学校二年生のクラスでのお楽しみ会で 「つり橋わたれ」というお話を
上演した時のこと、木の椅子を橋にみたて下手から女の子が、つり橋を恐る々
渡りはじめるという場面を何故か鮮烈に覚えています。 その恐がりの女の子を
渡りはじめるという場面を何故か鮮烈に覚えています。 その恐がりの女の子を
私が演じたのですが、
それを見守る共演者の存在と客席で見ているクラスメイト、
皆があるひとつの空気に包まれている感覚が私の記憶の深いところに焼きついているのです。
「開かれた集中」そんな状態だったのかもしれません。
自分の内側と外側の両方をもう一人の私が感じている不思議な浮遊感、自分が解き放たれ
自分の内側と外側の両方をもう一人の私が感じている不思議な浮遊感、自分が解き放たれ
どんどん大きく広がってゆくようなあの感覚。
今も芝居や朗読をする時その感覚に近づけたらと思い続けています。
私が芝居を好きな理由のひとつにこの幼い頃の経験が大きくあるような気がしています。
今も芝居や朗読をする時その感覚に近づけたらと思い続けています。
私が芝居を好きな理由のひとつにこの幼い頃の経験が大きくあるような気がしています。
プロフィール
1969年 茨城県に生まれる。
<芸暦>
・テレビ:NHK連続テレビ小説「ひらり」
「さくら」「芋たこなんきん」
その他多数出演
朗 読:橋口譲二スチールムービー
「いまを生きる人を知る旅」
絵本「水平線の向こうから」堂園晴彦・作 葉祥明・絵
星川ひろ子写真絵本「ぼくのおにいちゃん」 など
映 画 :「魔女の宅急便」
「病院へ行こう」
「あの夏、いちばん静かな海」
舞 台:日生劇場「奇跡の人」
セゾン劇場「人形の家」
自主公演:ホタルイスを2003年に結成し、
(音楽+スライド+朗読でお話を伝えるグループ)
東京と大阪で公演する(現在休止中)