子どもが戦争で戦うということ・・・
土井 香苗
さて、2009年2月12日が近づいて参りました。何の日でしょうか・・・実は、「レッド・ハンドの日」なんです。
レッド・ハンドは、「18歳未満の少年兵の禁止」のシンボルなんです。
レッド・ハンドは、「18歳未満の少年兵の禁止」のシンボルなんです。
今も、少なくとも世界の17の国・地域で、子どもたちが戦争を戦っているんです。
しかも、少年兵は、世界に25万人くらいいると考えられます。
しかも、少年兵は、世界に25万人くらいいると考えられます。
子どもたちは、支配しやすく、効率的な兵士になるのです。
本来なら、小学校で勉強しているべき年齢の小さな子どもたちもたくさんいます。
小さな子どもたちが、殺される恐怖の中を、殺す恐怖の中を生きています。
逃れたくても、処罰が恐ろしくて逃げられないのです。
子どもたちは、政府軍や反政府武装組織のスパイとして、運搬係として、コックとして働いています。
本来なら、小学校で勉強しているべき年齢の小さな子どもたちもたくさんいます。
小さな子どもたちが、殺される恐怖の中を、殺す恐怖の中を生きています。
逃れたくても、処罰が恐ろしくて逃げられないのです。
子どもたちは、政府軍や反政府武装組織のスパイとして、運搬係として、コックとして働いています。
それだけではありません。自分で銃をもち、戦うことを強いられている子どももたくさんいるのです。
また、アフガニスタン、イラク、パレスチナ占領地、パキスタンでは、子どもが爆弾テロに使われました。
女の子は、多くが、性虐待の犠牲にもなります。
こどもを兵士として使うなんて許されない!と、世界のNGOが声をあげ、NGOの連合体を作りました。
こどもを兵士として使うなんて許されない!と、世界のNGOが声をあげ、NGOの連合体を作りました。
このNGO連合体のマークが、レッドハンド。ヒューマン・ライツ・ウォッチは連合体の中心でした。
私たちは、世界各国の政府を説得してまわり、2002年2月12日、
とうとう、子ども兵士の使用を禁止する条約が発効したのです。
今までに、世界で110カ国以上が、この条約に入って子ども兵士を禁止すると誓っています。
とうとう、子ども兵士の使用を禁止する条約が発効したのです。
今までに、世界で110カ国以上が、この条約に入って子ども兵士を禁止すると誓っています。
それから、7年。子ども兵士は減ったでしょうか…。
実は、ほとんどが減っていません。条約というルールを無視して、
子どもの命と人生を使い捨てる政府軍、そして反政府組織が多すぎるのです。
子どもたちの悲鳴に、世界各国の有力政治家たちも目を向けてくれません。
そこで、世界の市民たちは、もう一度立ち上がりました。
条約発効から7年目の今年、つまり、2009年の2月12日にむけて、「レッド・ハンドの日キャンペーン」を始めたのです。
実は、ほとんどが減っていません。条約というルールを無視して、
子どもの命と人生を使い捨てる政府軍、そして反政府組織が多すぎるのです。
子どもたちの悲鳴に、世界各国の有力政治家たちも目を向けてくれません。
そこで、世界の市民たちは、もう一度立ち上がりました。
条約発効から7年目の今年、つまり、2009年の2月12日にむけて、「レッド・ハンドの日キャンペーン」を始めたのです。
世界各地から、100万のレッド・ハンドを集めて、2月12日、ニューヨークで、
国連本部のバン・キムン事務総長に届けるのです。
そして「少年兵を禁止するという条約をしっかり実行して」と要請します。
私のところに、日本の人びとからも、メッセージ付きのレッドハンドが
続々と送られてきています。もし、皆様も、レッド・ハンドに参加したくなったら・・・
簡単です。
① メッセージ付きレッドハンドを集めてください
② できれば写真をとって www.redhandday.orgにアップロードしてください
③ 集めたレッドハンドをヒューマン・ライツ・ウォッチ東京
レッドハンド係に、1月22日必着で郵送してください。
(〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3-1 岩波書店アネックス7階)
世界中の子どもたちが、戦場ではなく、教室で、未来を夢見られる世界が早くきますように。
●もっと少年兵についてお知りになりたい方
http://www.hrw.org/en/topic/children039s-rights/child-soldiers
●必読!
シエラレオネの元少年兵の感動の自伝「戦場を生きのびて」
イシメール ベア(著) 忠平美幸(翻訳) 河出書房新社
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、本部をニューヨークに持つ国際人権NGO。
世界80カ国の人権状況を監視している。 www.hrw.org
http://www.hrw.org/en/languages?filter0=ja
レッド・ハンドの参加方法
① メッセージ付きレッドハンドを集めてください
② できれば写真をとって www.redhandday.org にアップロードしてください
③ 集めたレッドハンドを、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京レッドハンド係に、
1月22日必着で郵送してください。
(〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3-1 岩波書店アネックス7階)
◆ヒューマン・ライツ・ウォッチhttp://www.hrw.org
◆レッド・ハンドの日http://www.hrw.org/sites/default/files/features/childsoldiers/video.htm
◆戦争を戦っている子どものいる17の国と地域http://www.childsoldiersglobalreport.org/files/2008_child_soldiers_map.pdf
◆子ども兵士を許さないNGOの連合体http://www.child-soldiers.org/home
◆子ども兵士の使用を禁止する条約http://www.mofa.go.jp/Mofaj/Gaiko/treaty/treaty159_14.html
そして「少年兵を禁止するという条約をしっかり実行して」と要請します。
私のところに、日本の人びとからも、メッセージ付きのレッドハンドが
続々と送られてきています。もし、皆様も、レッド・ハンドに参加したくなったら・・・
簡単です。
① メッセージ付きレッドハンドを集めてください
② できれば写真をとって www.redhandday.orgにアップロードしてください
③ 集めたレッドハンドをヒューマン・ライツ・ウォッチ東京
レッドハンド係に、1月22日必着で郵送してください。
(〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3-1 岩波書店アネックス7階)
世界中の子どもたちが、戦場ではなく、教室で、未来を夢見られる世界が早くきますように。
●もっと少年兵についてお知りになりたい方
http://www.hrw.org/en/topic/children039s-rights/child-soldiers
●必読!
シエラレオネの元少年兵の感動の自伝「戦場を生きのびて」
イシメール ベア(著) 忠平美幸(翻訳) 河出書房新社
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、本部をニューヨークに持つ国際人権NGO。
世界80カ国の人権状況を監視している。 www.hrw.org
http://www.hrw.org/en/languages?filter0=ja
レッド・ハンドの参加方法
① メッセージ付きレッドハンドを集めてください
② できれば写真をとって www.redhandday.org にアップロードしてください
③ 集めたレッドハンドを、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京レッドハンド係に、
1月22日必着で郵送してください。
(〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3-1 岩波書店アネックス7階)
◆ヒューマン・ライツ・ウォッチhttp://www.hrw.org
◆レッド・ハンドの日http://www.hrw.org/sites/default/files/features/childsoldiers/video.htm
◆戦争を戦っている子どものいる17の国と地域http://www.childsoldiersglobalreport.org/files/2008_child_soldiers_map.pdf
◆子ども兵士を許さないNGOの連合体http://www.child-soldiers.org/home
◆子ども兵士の使用を禁止する条約http://www.mofa.go.jp/Mofaj/Gaiko/treaty/treaty159_14.html
プロフィール
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ
東京ディレクター(日本代表)
弁護士
1975年8月神奈川県生まれ。
1996年に司法試験に合格後、大学4年生の時、
NGOピースボ ートのボランティアとして、
アフリカで一番新しい独立国エリト リアに赴き、
1年間、エリトリア法務省で法律作りの
お手伝いのボランティア。
その後、1998年東京大学法学部卒。
2000年司法研修所終了。
2000年から弁護士。
普段の業務の傍ら、日本にいる難民の法的支援や
難民認定法の改正のロビーイングやキャンペーンにかかわる。
2006年6月
米国ニューヨーク大学ロースクール修士課程終了(国際法)
2007年
米国ニューヨーク州弁護士。
2006年~
国際NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチの
ニューヨーク本部のフェロー。
2007年から日本駐在員。
2008年9月 から東京ディレクター(日本代表)。
【著書】
「"ようこそ"といえる日本へ」(岩波書店 2005年)
「テキストブック 現代の人権 第3版」
(日本評論社 2004年)など。
メール:doik@hrw.org